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2022年8月5日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢周、堀江敏幸、町田康、三浦しをん
定価:2,200円 / 四六判 / 2022年8月5日発行 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-8138-0414-7
コロナ禍の中、表現者たちは、いったい何を見つめ、
何を考えていたのだろうか。
この本を読むと2021年の空気が伝わってくる。
苦しいことだけではない。喜びやユーモアが、
洗練された文章で綴られている。
日本語の美しさも感じとってほしい。
――本書編纂委員 林 真理子
日々の雑感、考察、失敗談から、亡くなられたあの方への追悼文まで…
さまざまな書き手たちが、「エッセイ」という枠組みのなかで書き記した2021年の記録。
この年に新聞・雑誌等の媒体に発表された中から選りすぐった、珠玉のアンソロジーです。
カバー画:ミロコマチコ
収録作品&筆者
息子よ安心しなさい、あなたの親指は天国で花となり咲いている | 青木耕平 |
トーストと産業革命 | 青山文平 |
月みる月は | 彬子女王 |
我が町の「宝」 | 井上理津子 |
「あいつなりに筋は通ってるんだ」 | 岩松 了 |
犬の建前 | 宇佐見りん |
紙 | 内田洋子 |
そんな時代 | 海猫沢めろん |
安野光雅さんを悼む | 大矢鞆音 |
ともに歩けば | 小川さやか |
ナマケモノ | 奥本大三郎 |
神様、世間様 | 尾崎世界観 |
ネガティブな皆さんへ | 尾上松緑 |
料理 | 小山田浩子 |
「声」分かち合う喜び | 温又柔 |
それは私の夢だった | 角田光代 |
大人への扉を開けたのは | 加納愛子 |
アイヌとして生きる | 川上容子 |
失われゆく昭和探して | 川本三郎 |
考えることに失敗する | 神林長平 |
ガラスのこころ | 岸田奈美 |
雪原 | 岸本佐知子 |
"諦められない"心でアイヌ語研究に熱中 | 金田一秀穂 |
田中邦衛さんを悼む | 倉本 聰 |
機械はしない 終業挨拶 | 黒井千次 |
月の沙漠 | 小池水音 |
佃煮に想う | 小泉武夫 |
陰のある光 | 小泉 凡 |
関係性の結晶 | 齋藤陽道 |
「すごい」と「やばい」 | 酒井順子 |
河合雅雄さんを悼む | 佐倉 統 |
この世の通路 | 佐々涼子 |
愚かさが導いてくれた道 | 沢木耕太郎 |
最後の飛翔 | 椹木野衣 |
「覚えられない」 | 茂山千之丞 |
UFO | 柴田一成 |
父と兄の書棚が招いた変な読書 | 志茂田景樹 |
愛しの小松政夫さん | 鈴木 聡 |
落合博満への緊張感 | 鈴木忠平 |
おじいさんの空き地 | 瀬尾夏美 |
那須正幹さんを悼む | 高樹のぶ子 |
『老人と海』をめぐる恋 | 高見 浩 |
夢を彷徨う | 髙村 薫 |
部屋にいる感じ | 武田砂鉄 |
最高の食事 | 田中卓志 |
白土三平さんを悼む | 田中優子 |
クールでお茶目なかっこよさ | 谷 慶子 |
さいとう・たかをさんの思い出 | 辻 真先 |
悪態俳句のススメ | 夏井いつき |
特に秘密、ありません | 二宮敦人 |
瀬戸内寂聴さんを悼む | 林 真理子 |
親父の枕元 | 原田宗典 |
遠き花 | 藤沢 周 |
珠玉の世界 | ブレイディみかこ |
「やめた」後の達成感 | ほしよりこ |
祖父母のすずらん守る | 星野博美 |
あそこの棚に置いてある。 | 堀江敏幸 |
(笑)わない作家 | 万城目 学 |
多分、両方だと思いますよ | 町田 康 |
写真を撮られるということ | 松浦寿輝 |
エリック・カールさんを悼む | 松本 猛 |
脳内ドイツ | マライ・メントライン |
学園の平和、取り戻せ! | みうらじゅん |
忘れがたきご亭主 | 三浦しをん |
冷水を浴びせる―坂上弘の文体 | 三浦雅士 |
翻訳とは | 村井理子 |
閉、じ、こ、も、り | 村田喜代子 |
コロナ禍 社会と密になった | 本谷有希子 |
立花隆さんを悼む | 柳田邦男 |
学び始める春 失敗を楽しむ | 山本貴光 |
胃袋の飛地 | 湯澤規子 |
死も遊びだと思いましょ | 横尾忠則 |
ロクな恋 | 李琴峰 |
心の扉を開く言葉 | 寮 美千子 |
いつか「コロナ福」だったと言える日 | 鷲田清一 |
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