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2020年8月5日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林真理子、藤沢 周、町田 康、三浦しをん
定価:1,980円 / 四六判 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-8138-0270-9
無常なる人生の秘密は、細部に宿る。
あの人のふと漏らした一言、あの路傍で揺れる花の色……。
世がさだめなきからこそ、人は書くのだろう。
伝わる、残る、心に届く言葉の数々が、ここに―。
―本書編纂委員 藤沢 周
平成から令和へ―メモリアルなこの年に、新聞や雑誌等に発表された数多くのエッセイの中から、特に選りすぐった77篇!
カバー画:しまざきジョゼ
収録作品&筆者
耳覚めの季節 | 青山七恵 |
市原悦子さんの読み聞かせ | 秋山 仁 |
北斎のたくらみ | 朝井まかて |
古新聞を読み返す楽しみ | 荒俣 宏 |
気づく | 飯塚大幸 |
人生の意味深いとき | 池内 紀 |
ウチナーンチュ肯定した革命 | 池上永一 |
ティッシュの否定形 | 伊藤亜紗 |
生島治郎さんの手紙 | 大沢在昌 |
梅雨の前に | 奥本大三郎 |
アスレチック裏 | 小山田浩子 |
暮らすことは変化を受け入れること | 角田光代 |
家付き娘 | 春日いづみ |
できることならスティードで・渋谷 | 加藤シゲアキ |
助けられて考えること | 加藤典洋 |
ハートはピリオド | 河合香織 |
池内紀さんを悼む | 川本三郎 |
お菓子の家 | 木皿 泉 |
無花果 | 岸本佐知子 |
雨の日は外へ | 木下昌輝 |
信じるチカラ | 木ノ下裕一 |
平成最後の年 | 金田一秀穂 |
体重計が測るもの | 久保友香 |
散歩の範囲 狭くて驚き | 黒井千次 |
毎日が新しいという生き方 | 最相葉月 |
描くことのちから | 齋藤亜矢 |
ぼくの勇気について | 最果タヒ |
恥の感覚 | 酒井順子 |
軍艦島にて | 桜木紫乃 |
決着のはじまり | 佐藤雅彦 |
医学知識はネタにあらず | 沢田隆治 |
注ワード | 三辺律子 |
狂熱の黒部 | 嶋津 輝 |
冬と猫 | 島本理生 |
動物の命を思う夏 | 管 啓次郎 |
暖簾は語る | 青来有一 |
ショーケンとの再会 | 瀬戸内寂聴 |
幻の女 | 高橋源一郎 |
仕合わせなお弁当 | 髙村 薫 |
たっぷりの栄養を | 俵 万智 |
堀文子先生と大木 | 檀 ふみ |
まばたきをするように | 辻村深月 |
人は本を読まなくなったけれども | 津野海太郎 |
平成は夢の世 | 出久根達郎 |
三宅島でトマトを育てる。 | ドリアン助川 |
仙童遷化 | 中沢新一 |
プラ田プラ夫 | 長嶋 有 |
人はなぜ働くのだろうか? | 長瀬 海 |
氷白玉 | 南條竹則 |
女たちが共有する宝もの | 林 真理子 |
転校生の時間 | 東 直子 |
九十九の憂鬱 | 東山彰良 |
丑の刻まいり | 平岩弓枝 |
すらすら一気 | 平田俊子 |
最期に食べるもの | 平松洋子 |
愛しの「国語辞典」様 | 福島暢啓 |
隠棲 | 藤沢 周 |
漱石が見抜いた「職業」の本質 | 藤原智美 |
AIは死なない | 藤原正彦 |
憧憬、その先の話 | 古市憲寿 |
自分という反ー根拠 | 保坂和志 |
胃袋が察知した異変 | 星野博美 |
行動せねば…思い知る | ほしよりこ |
「加藤先生」 | マイケル・エメリック |
声を忘れるとき、言葉を消すとき | 牧田真有子 |
常に弱い私の思い | 町田 康 |
ごまかしやのしっぱい | 町屋良平 |
「知りたい」という気持ち | 三浦しをん |
のどはこわい | 三木 卓 |
堺屋太一さんを悼む | 三田誠広 |
祭りの夜の秘密 | 村山由佳 |
灰になれ | 森 絵都 |
ベストフレンド4ever | 山田詠美 |
おさがりの教え | 山西竜矢 |
追悼・和田誠君とのこと | 横尾忠則 |
古代エジプトの天地人 | 吉村作治 |
「終わり」で失う議論の場 | ロバート・キャンベル |
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