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2014年6月1日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林 真理子、藤沢 周、町田 康、三浦しをん
定価:2,200円 / 四六判 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-89528-737-1
描かれた言葉から、その人の生の片鱗が見え、その向こうに、今という時代の横顔が見えてくる。エッセイを読むということは、生身のだれかに出会うことと、とてもよく似ている。
―本書編纂委員 角田光代―
2013年に新聞などに発表された数多くのエッセイの中から、読み応えのある76編を厳選しました。日常生活の機微を切り取ったエッセイの妙味をどうぞご堪能ください。
収録作品&筆者
危険な再会のために | アーサー・ビナード |
ある貴婦人の思い出 | 淺川継太 |
見えぬものを見るということ | 浅田次郎 |
味噌汁と図像学 | 阿部賢一 |
私にはいつも大鵬がいた | 池内 紀 |
時間のない時間の喪失 | 池澤夏樹 |
中の人・外の人 | いしいしんじ |
「和」題 | 石川九楊 |
GODDOG | 犬山紙子 |
老化と白鳥 | 井上荒野 |
手足の先に、あったもの | 上橋菜穂子 |
ガンつける | 大浦康介 |
喰える間は喰う 飲める間は飲む | 大竹 聡 |
〈弱さ〉の復権 | 岡田美智男 |
深い淵 | 小川 恵 |
夏休み昆虫展 | 奥本大三郎 |
役に立つものと役に立たないもの | 長田 弘 |
わずかな溝を一またぎ | 岳 真也 |
ネガティブ・ランニング | 角田光代 |
子どもが中学生になってなにがパパだ | 金原瑞人 |
わからないから面白い | 木内 昇 |
体操 | 岸本佐知子 |
父親としての春彦。 | 金田一秀穂 |
『御堂関白記』は何故にすごいのか | 倉本一宏 |
四ぶんの三せいきの報告書 | 黒田夏子 |
春の桜は花と餅 | 小泉武夫 |
夢の話 | 河野多惠子 |
治らんでもええやん | 後藤正治 |
で、まあ俳句でも | 小林恭二 |
春は曙、秋は夕暮 | 五味文彦 |
土下座ブーム | 佐伯啓思 |
目が覚めているのが奇跡 | 酒井順子 |
二足の草鞋について | 坂上 弘 |
向こう側に人がいる | 佐藤雅彦 |
秋山駿さんが亡くなった | 佐藤洋二郎 |
蟹を食べなさい | 椎名 誠 |
さよなら ミセス・サッチャー | 塩野七生 |
鮟鱇 | 重金敦之 |
短歌に潜在する厭戦気分 学徒出陣70年 | 篠 弘 |
緑のカーテン | 篠田節子 |
汚された珈琲茶碗 | 柴田 翔 |
人間対コンピュータ | 諏訪部浩一 |
東京五輪、1964年秋の記憶 | 関川夏央 |
「ゴミの島」 | 立花 隆 |
二つの詩から | 谷川俊太郎 |
肉食男児の英才教育 | 田丸公美子 |
期間限定のわな | 津村記久子 |
大きな大きなカステラを | 中川李枝子 |
知の世界 笑って揺らした | 中沢新一 |
熟成する空間 | 長島明夫 |
家が怖い | 中納直子 |
闇の中の小さな灯 | 中村桂子 |
猛暑 思い出す 父との夏 | 野坂昭如 |
青いロシナンテ | 野谷文昭 |
エレガント | 林 真理子 |
自由が丘の金田中 | 瞳 みのる |
季節のあわい一瞬 | 平松洋子 |
リセット | 藤沢 周 |
啓蟄 | 藤野可織 |
鮨屋で精神分析家が考えること | 藤山直樹 |
松茸採り名人 | 古岡孝信 |
台詞と科白 | 別役 実 |
ありがとうござ | 穂村 弘 |
広大な集落 | 又吉栄喜 |
ウインドチャイム | 町田 康 |
夏目漱石―キング・オブ・ツンデレ | 三浦しをん |
暮らしにおける緊張 | 南 伸坊 |
競馬生活 | 宮城谷昌光 |
永別の短い言葉 | 三好 徹 |
台所天国 | 村田喜代子 |
夢あれこれ | やなせたかし |
老年期の意味 目標なく生きる重要性 | 山極寿一 |
兼好法師―不気味な怜悧さ | 山本精一 |
いたましいともったいない | 湯本香樹実 |
ネコと虫と | 養老孟司 |
お買い物かご | よしもとばなな |
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