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2012年6月1日 発売
日本文藝家協会 編 編纂委員/角田光代、林 真理子、藤沢 周、町田 康、三浦しをん
定価:2,200円 / 四六判 / ベスト・エッセイ / ISBN978-4-89528-669-5
エッセイの底力、エッセイを読むことの楽しさが、この本に詰まっている。まさにいいとこ取りの、ベストを集めた一冊。
―本書編纂委員 林 真理子―
2011年に新聞などに発表されたエッセイから、読み応えのある77編を厳選。2011年を振り返ることができる、多彩な執筆陣の珠玉のエッセイ集です。
収録作品&筆者
こそそめスープ | 村田沙耶香 |
国境を越える眉毛 | 冲方 丁 |
1991年に生まれた君へ | 重松 清 |
誰かにふいに話したいこと(晩年編) | 津村記久子 |
うつりゆく東北弁 | 中村彰彦 |
甦ったこころ | 高橋克彦 |
聖 ヴェロニカの花に祈る | 姫野カオルコ |
相づちを打つこと、打たないこと | 鷲田清一 |
大きな分母の無責任 | 黒井千次 |
この夏出会った人生 | 大竹しのぶ |
ムラがある | 穂村 弘 |
結婚 | 酒井順子 |
雲 | 藤沢 周 |
う・さぎの話 | 伊坂幸太郎 |
からだがだんだん遠くなる | 稲葉真弓 |
指先の記憶 | 堀江敏幸 |
時間を食べる | 蜂飼 耳 |
目標文化をもたない言語 | 内田 樹 |
歌謡曲は哲学である | 山内志朗 |
書くほどに猛暑猛暑と墨のあと。 | 伊藤比呂美 |
詩歌の賞味期限 | 佐佐木幸綱 |
雪の音 | 錦 仁 |
筆のこと | 平田俊子 |
桜散る | 辻井 喬 |
熱 | 古井由吉 |
非生産的逃避 | 角田光代 |
柿渋と腸捻転 | 坪内稔典 |
太陽になった平成の女たち | 瀬戸内寂聴 |
温度差を理由とせずに | 池澤夏樹 |
ネンネコ | 佐藤愛子 |
幼児の泣き声は縁起物 | 出久根達郎 |
失せ物落し物 | 伊藤 礼 |
才能 | 岸本佐知子 |
嘆きの唐獅子 | 中島誠之助 |
醜文の弊害 | 西村賢太 |
仔猫と旅人 | 星野博美 |
わが友 北杜夫さんを悼む | 加賀乙彦 |
入れ歯と罌粟の花 | 辺見じゅん |
法規を振り回さない | 町田 康 |
ブリゾーニ | 朝吹真理子 |
神田 | 別役 実 |
“草枕”ふう“癌枕” | 早坂 暁 |
枯れ葉と「高校生」と私 | 津島佑子 |
置きざりにされた記憶 | 辺見 庸 |
蘆江の鞭 | 北村 薫 |
アポロン忌 | 中沢けい |
私の「トイレの神様」 | 和合亮一 |
探検家の憂鬱 | 角幡唯介 |
オクナイサマが手伝ってくれるから大丈夫 | 小川洋子 |
SFの巨星 小松左京さんを悼む | 筒井康隆 |
儀式的な | 北方謙三 |
そうめんのマナー | 三浦しをん |
審判さんがんばって | 青山七恵 |
スランプってさあ、と少年は言った | 沢木耕太郎 |
沈黙の後、生まれる表現 | リービ英雄 |
黒豆と高野豆腐 | 髙樹のぶ子 |
酒とともにあった | 野坂昭如 |
炎といた夏 | 東 理夫 |
からだのともだちはこころです | 村田喜代子 |
「得」は「徳」に通じる | 市川森一 |
くりかえす | 山田太一 |
スケッチブックから | 中野 翠 |
梅棹さんの酒 | 石毛直道 |
幸福な朝 | 森 絵都 |
盆地の葡萄棚 心地よい光と風 | 林 真理子 |
中空に宙ぶらりん | 川本三郎 |
消しゴムの雲 | 萩原朔美 |
心に染みた、すき焼きの味 | 鈴木おさむ |
生きづらさから卒業する | 窪 美澄 |
12471 | 前田司郎 |
老後ナックル | ねじめ正一 |
心にシーンが増えていく | 三宮麻由子 |
一期一会 | 東野光生 |
見えない蝉 | 光森裕樹 |
しあわせ ベンチ | 津村節子 |
万灯 | 連城三紀彦 |
人生の終わりの「一曲」 | 亀山郁夫 |
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