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岡山大学教育学部附属小学校

わたしたちの校歌

2023年1月1日 更新

光村図書 道徳課

本コーナーでは、全国の小学校で行われた、小学校道徳4年「13 わたしたちの校歌」の授業の様子を、子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」といっしょに紹介します。

わたしたちの学校って、こんな学校

岡山大学教育学部附属小学校は、1876(明治9)年4月に、岡山県師範学校の附属小学校として、岡山市西中山下に設置されました。その後、複数回にわたり、校名や場所が変わっていますが、1951(昭和26)年4月に、現在の校名、岡山大学教育学部附属小学校と名前が定まりました。1966(昭和41)年12月に、附属小学校創立90周年記念式典を行い、その際に校歌と校旗が制定されました。
校歌は、当時の附属小学校の先生が作詞しました。難しい言葉や言い回しをできるだけ避けて、みんなに親しまれる校歌にしたいというのが先生方の願いでした。1番と2番の繰り返しの部分には「明朗」「努力」「協力」の思いを込めたそうです。作曲は、卒業生の作曲家・宮原禎次先生にお願いして、現在の校歌ができあがりました。

わたしたちの校歌

作詞 附属小学校教官 / 作曲 宮原禎次

岡山大学教育学部附属小学校 校歌

 

校歌のここが好き

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像01

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像02

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像03

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像04

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像05

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像06

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像07

子どもたちが考えた「校歌にこめられた思い」 画像08

学んだ子どもたちの様子

10月21日、岡山大学教育学部附属小学校の開学記念式(146周年)の日に、授業を行いました。授業前に、「学校の好きな場所」の写真をパソコンで撮影して先生に送るという課題を設定し、導入で紹介しました。さまざまな理由で、学校の「好き」があることに気づいた子どもたちに、「学校のこと、どれくらい好き?」と問うと、多くの子が「かなり好き!」と反応します。そんな中、「好きは好きだけど、わざわざ好きだなって意識することは、普段はないよ。」と発言した子どもがいました。それをきっかけに、教材名を提示して「校歌を使って学校の好きなところを見つけよう」というめあてを立て、学習をしました。
当時の先生が作詞したという附属小学校の校歌の特徴をもとに、込められた思いを歌詞から想像していきました。教科書(p.74)の男の子の感想の中から、共感できるものを話し合う活動では、「校歌の意味を深く考えると、校歌を誇りに思うようになった。」「意味がわかると、もっと心を込めて歌いたくなった。」などの発言が見られました。そこで、「♡もっと(     )したい!」の(  )の部分を考えるように促すと、「調べたい」「大切にしたい」「歌いたい」「伝えたい」「感謝したい」など、子どもたちの校歌に対する思いが、たくさん出されました。さらに、「誰に伝えたいの?」と切り返してたずね、みんなで話し合いを深めました。子どもたちは、自分たちが学校の歴史の途中にいることに気づき、これまでの学校のことだけでなく、これからの学校の未来や、後輩にも目を向けることにつながったようでした。

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